kiririkun’s diary

歌って踊れるフリーのサラリーパーソンの社会派ブログ。 時事やエンタメをやさしく解説するよ。

大谷翔平という、新しい天才

きりりはそんなに野球は好きではないのです。なぜか?

 

前回書いたXX協会とか、XX省とかと同様、古ーい体質を体現しているから。

例えば高校野球。人権としていかがなものかと考えてしまう。夏の甲子園に賭け事までする大人がいたり、とても美化して語る大人がいたりで、おい、やってる選手のこと考えろよ、とつい言いたくなる。

 

特に投手は連投連投で肩がおかしくなるのは当たり前だし、そもそもあのすり鉢状の球場でただでさえ温暖化で夏の気候が赤道直下付近と同様の温度湿度、ゲリラ豪雨(ってかもう既にスコールだけど)という状態でも、あの時期を伝統ということで変えないし、神奈川代表なんてかわいそうだよね。東京は確か東と西で二つに分かれていたと思うけれど、神奈川はあんなに強豪がいるにも関わらず、代表は1つ。だから予選試合の多さで、みんなボロボロに疲れてしまうし、甲子園に行ったとしても、結構手前で負けてしまうケースが多い。

 

制度疲労を起こしていても、見ぬふりでそれを続けている「旧態然」の体質が好きではないのだ。

 

しかしである。今まで大リーグに挑戦してきた選手や挑戦し続けている選手もいるが、彼の場合、何かが違うと思うのである。

 

最初に大リーグの門を叩いた野茂選手、まるで女性活躍のグラスシーリングをあげる人のように素晴らしく、新しい境地を開いていった。何もわからない中で本当に苦労されたのだろうと思う、でもそれを敢えて口に出さないところも野茂らしい。

その後に続くイチローや、松井もすごい選手だし、素晴らしい活躍をしている、他にも今や沢山の日本人選手が大リーグで活躍しているけれど、何か大谷翔平は匂いが違う。

 

もしかしたら旧態然とした、日本のプロ野球に根を張ろうとか、そこで権力の階段を登ろうという、意識そのものが無いように見える。

 

高校卒業ですぐに大リーグ挑戦をしようとしたこと、その後二刀流について、旧態然とした批評家からの強い批判に対しても怯むことなく自分の道を歩んで、そして若干の時差はあったものの、同じ二刀流というスタイルで、大リーグ挑戦を手に入れたことなど、組織の力をテコにというよりも自分のやりたいことをやることが幸せ、というとても超現代的な、姿が爽やかなのである。

 

そのことが顔にも現れていて、絶対に18金や、24金のチェーンネックレスはして欲しくないし、ギラギラのスーパーカーにも乗ってほしくないなんて思ってしまうのであった。まあこれは勝手な彼のファンの一人としての幻想かもしれないけれど、ぜひぜひアンシャンレジームを、壊して欲しい一人として、とても期待する。

 

身体に気をつけて、合理的な練習メニューをこなし、二刀流でバッサバッサと活躍する姿をしばらく見せて欲しい。

ニューウェーブの天才の一人として、キリリは、期待してるよ。