kiririkun’s diary

歌って踊れるフリーのサラリーパーソンの社会派ブログ。 時事やエンタメをやさしく解説するよ。

日産不正問題に見る日本老舗企業の危機

暑いですね😵こんなに暑いと、とろけそうですが、何故かお腹の脂肪は溶けない笑笑

 

こんにちは😃きりりです。

 

またまた日産不正やっちゃいましたね〜〜

やっちゃったね、日産、使い古されてますけど。

 

技術の日産、好きだったのに、不正の日産ですね、でもこれって、日本の老舗企業の中に巣食う病巣のような気がします。

 

🔹スバルは昔は日産と提携関係にあった

 

元々スバル、富士重工の前身は名飛行機を製造していた中島飛行機✈️。

この技術を恐れて、GHQが解体し、富士重工と、プリンス自動車に分離したんですね。プリンスは後に、日産と合併しますから、まあお互い生き別れの兄弟のようなものでした。

 

ところが1968〜1999年まで、富士重工の生産性を上げるために日産自動車と提携関係を結んでいたのですね。その結果はおわかりの通り、決して効果的ではなかった。救うはずの日産自動車がキャッシュレスに陥って、ルノーとの提携をせざるを得なかなったのですから。

 

かつての生き別れての兄弟だから同じ血が流れて同様のことをしたとは思いませんが、SUBARUは、小さいながらも独自性を出していたのが、こんなことになり残念な気がします。

 

🔹日本の執行役員制度改定

 

話が少し飛びますが、実はこの執行役員制度は20年前ソニーがUSから持って来た制度なんです。

 

その後日本独自の会計手法から、グローバル化への道を歩んでいくわけですが、その中の会社内での大きな変化は四半期管理です。

 

四半期毎に、決算をまとめ、発表しなければならない、ということが、経理などの現場に与えた影響は超大きい。第一四半期発表したと思ったら、次は第二四半期の決算準備、何のために生きてるのかわからなくなるくらいのエクセルとのにらめっこ人生の始まりです。

 

日本的マネージメントは現場を大事にしながら、足元の数値だけにとらわれず、大局的に何をやるべきかを考えるものであり、一時期は多くのグローバル企業が、参考にしていたものです。

 

それを自ら捨て去り、欧米流を真似し出したわけですから、歯車は狂い出します。

 

ドイツのメーカーももしかしたら同様なのかもしれませんね。

 

最初にこの欧米流を取り上げて実行したソニーはその後停滞沈下していきます。

今でこそ少し光明が見えるものの、創業者精神が生きているか?というと甚だ疑問ではありますよね。

 

🔹東芝も、するが銀行も…

 

そしていうまでもなく、かつてのエクセレントカンパニーであつた、東芝も、するが銀行も、同様の轍を踏みます。

 

これは、やはり短期のコミットメントを達成せよという至上命題が、より強く上からかかってくるのでしょう。外人投資家のせいにする人たちもいますが、その先に夢や希望があれば今だけで判断する人ばかりではないはずです。

 

その結果、全ては下流工程に皺寄せが来ますから、これくらいはいいだろうという気分が蔓延していくのは火を見るよりも明らかです。

 

そしてかつては工場用のナッパ服、そう呼んでたそうです、を着て現場を些細に見ていた経営管理職たちも、エクセルの表と、経営会議に出る達成もできないような目標を達成します!

と言わせることで安堵していたのではないでしょうか?

 

🔹現場のせいにしたら最低だよ

 

そう、これを現場のせいにしたり、記者会見に責任者が出てこないということ自体、最低なんですよ。

 

たしかに、老舗企業はMBA的視点は俄然弱く、ダメダメではありましたが、大局的な視点であるとか、奇抜な発想においては、実は素晴らしいものを持っていたと思うのです。

 

その良いところが全部帳消しになっている。

 

一度落ちた信用は、元の状態に戻すのに、倍の時間がかかると言われています。

 

本当に日本の大局を考えた経営手法が問われる時期に来たように思います。

 

夢のある日本にしたいよね〜〜

 

では、またね〜〜