新聞連載小説のニーズ -愉楽にてを分析する
台風で被害のあった方、本当にお見舞い申し上げます。
低気圧は結構身体に来ますね。こんにちは🌞きりりです。
日差しが強く、オフィスワーカーのもやしにとっては、本当に、いつまでこの暑さが続いていくのか、悲しくなります。
さて、今回はきりりのお得意分野のマーケティング的視点から、新聞連載小説について分析したいと思います。
🔹紙媒体関係者による新聞連載小説の意味
先日たまたま、紙媒体関係者と、飲食を共にする機会がありまして、日経連載小説の
愉楽にて
を読んでいるかという話になった訳です。
結果読んでる読んでないが半々くらいでした。男性が読んでるという率が高かったですけど。
で、紙媒体関係者いわく、新聞購読部数が減っていく中で、連載小説はとても重要なキラーコンテンツなんだそうです。
それを読みたいがために購読し続けるから。
特に今回のようなちょっとエロチック系の小説は、日経のように真面目な?記事を読んでいる読者には堂々と読んでいても怪しまれないから良いとのことでした。
本当かよ〜〜
🔹愉楽にて
そもそも、きりりは、連載小説を読んでいないグループに入ってますが、読んでるグループが面白いというので、読める範囲で読みました。
そもそも読書好きのきりりにとってタイトルそのものが
えっ
宮本輝の
愉楽の園をこの期に及んでまた、再編したんかい?と思ってしまった!
そして内容を読んで2度ビックリ、愉楽にては、小説の舞台が、シンガポール、愉楽の園は、タイのバンコックであります。
熱帯のアンニュイな感じは、あの辺りをよく知っている人にとっては、タイの方が、ずっと隠微だし、シンガポールは、明るい北朝鮮と言われるくらい、ある意味ラブアフェアには❤️向かない。
また、エロチック小説で言えば、かの故渡辺淳一先生の
化身
とか諸々あり、あの時も所謂おじさんたちが好んで読んでましたよね〜〜
つまり、設定も、内容のプラットフォームも、宮本輝氏と渡辺淳一氏の混ぜ込みごはんのような感じでした。
新しいのはそこの登場人物に、外国の方が入っていることくらいでしょうか?でも中国の富裕層の女性は、もっとキツイし怖いぞ、仕事をやってればわかります。
🔹日経のターゲットは誰か
もう新聞は、諦めかけているのでしょうか、将来像を。
就職戦線の時は若者ターゲットの、
日経くらい読まないとね
的な告知をバンバン打ちながら、連載小説に、オヤジを持ってくる。
あの表現で、ハフハフしてしまう人は、リアルおっさんか、妄想力マックスの女性くらいではないでしょうか?
つまり、このような連載小説をキラーコンテンツに持って来たところで、新たな顧客を獲得することはできないし、年老いていくリテンションカスタマー、世間一般の言葉だとリピーターと言います、を細々繋ぎ止めるだけのような気がします。
この手法は、前回の東京オリンピックの次に大阪万博誘致して、経済が上がったから、今回も同様のロードマップ書いている某国政府と同じくらい、悲しいことです。
エロチックな新聞連載小説がある時は、景気が上がるなんて書いてる方もいたなあ。
まさかです。
🔹アメリカを見習ったら?
先日アメリカではローカル紙、そもそも全国紙が殆どない、がまとまって反フェイクニュースキャンペーンを行いました。
文字が残る媒体こそ、本気で中身で勝負してもらいたいと思うのです。
きりりは某産業に従事していますが、最近の薄っぺらな内容と言ったら、どこまで記者はお勉強なさっているのか、と思うものも多いです。
安定が長く続くと、きっと書きたいことも書かないような緊張感のあるメデイア、産業、政治などの関係性が取れないのかもしれませんね。
ということで、やはりきりりは、これで新聞購読続けよう派でないことだけは確かですし、今後の日本のメディアのターゲットや、生き残り戦略は、杜撰であるなと思います。
もっと厳しくあってほしいです。
では、またね〜〜