kiririkun’s diary

歌って踊れるフリーのサラリーパーソンの社会派ブログ。 時事やエンタメをやさしく解説するよ。

なぜ子供を虐めそして殺すのか?

こんにちは😃

きりりです。

 

毎日毎日本当に嫌なニュースばかり。

おエライ方が国民全体に嘘をつく、国会答弁も新たな施策を導く場ではなくなってます。

一流と言われた会社の偉い人が、資金流用するとかね。

 

🔹野田市の事件

 

きりりはワイドショーというものを見ないから、いわゆる専門家風を装っている人が、何を言ってるのか全く知らないし、サラリーパーソンだから国会中継も見ることができない。

 

でも社会心理学を勉強した身にとって、野田市の子供を虐待した挙句、殺してしまった事件には、現在日本が抱える親子関係の病巣が、数多く見られるように思う。

 

🔹8万人超という数字が告げるもの

 

現在、警察が把握しているだけで、何らかの児童虐待が行われている数である。これは外に出ている数字だけだから、家庭内という、閉鎖空間においては、数字は何倍にも跳ね上がるだろうな。

 

昔は、こういう数字を取っていなかったから、実際にもこれくらいはいたのではないか、という人がいるが、きりりの見立ては異なる。

 

昔は、確かに子供を殴ったり、お尻を叩く、家に入れないなんていうのも躾の一環としてあったと思う。

でも、何か歯止めとなるものがあったと。それは同居する、親だったり、隣の声が聞こえるご近所だったりだ。

 

今や保護者の名簿さえも、電話番号も、住所さえも掲載されておらず、親同士の連絡も、連絡網の次の人しかわからないようになっている。

 

少し親しくなればラインの交換くらいは、するかもしれないが、薄い付き合いだ。

 

🔹コミュニティの崩壊の先にあるもの

 

地域コミュニティが崩壊している事実を認めようとしない、国。それなのに介護は自宅でと押し付ける。

 

老人の単身世帯も増大しており、地域ケアといっても難しい。

 

ましてや子育ては、家族で抱え込みやすい。核家族化がここでも大きく影響している。

 

今回の場合、母親が完全に夫の暴力に対し隷属していたのではないのかな。

 

問題がある故に他人に相談できない姿が見える気がする。

 

だからといって、昔のように大家族で住むなどの選択肢はありえない、少子化なんだから。

 

🔹暴力を振るう夫は2つの顔を持つ

 

今回のケースは夫の暴力だよね。外では社交的な顔をし、良い夫、良い父親を無理矢理演じているから、気にくわないことがあると、家族に矛先が向く。

 

この暴力夫は、一般的に、暴力を振るった後、蜜のような声を出して、もう二度としないよと、囁く。

 

でも根っこに、暴力でしか自己表現できない故に、また、暴力が自分より弱いもの、抵抗のできないものにどんどん向かっていく。

 

妻も子供も人間であり、命のあるものだということさえも忘れて、自分の破壊欲望を弱いものに向ける。

 

更にいやらしいのは、他人に傷が見えないところを狙ってやっているなんて、本当に、悪質すぎるよ。

 

🔹福祉の現場が3Kということを変えてよ

 

マスコミは児童相談所の対応の仕方を、火がついたように騒ぎ立ててる。

でもね、福祉の現場は本当に大変なんだよ、決して時間当たりの給与は高くないのに、その対応方法は限られている。

 

3K職場であれば、本当にやりたい、と思う人が少なくなっていく。

 

もちろん今回の対応は、学校も児童相談所も相当悪い対応であったとは思うけれど、暴力を自己表現の手段とする人間相手に、素手で立ち向かう人はそうはいないだろうとも思う。脅されたら、ビクつく人を簡単に責められるのか?

 

皆が負のスパイラルに入ってる。どうすれば、皆を守れるのか?

 

今回の、徹底見回り?のような答弁だけでは、社会の問題は薄っぺらい対応で終わるだけだ。

 

システムを変えないと、日本は全てがズレ出しているように思うんだ。

 

当たり前の弱いものを虐める、暴力を振るう、殺すなど、本当に基本が崩れ出している日本は、イエローカードだ。

 

ということで、日本の将来をものすごく

憂えるきりりでした…