怖いな、広がる中国アグリテック
こんにちは😃
きりりです。
先日ビジネスパーソンらしく、日本経済新聞なんぞを読んでいたら、中国の農業従事者人口が急激に減少してるという記事が出てた。
🔹算数的に当たり前の現象
中国は長い間、一人っ子政策を取っていたから、人口の構造変化はある意味、日本より急激に起こってくるのは自明ではあります。
一人っ子政策は1979年から2015年まで40年近く続いた中国人口抑制政策ですが、40年近くというのは1.5世代くらいまで影響してしまうわけですよね。
今はふたりっ子政策に切り替わっているようですが、これもどちらかというと撤廃の動きになりそうです。
中国のことですから、変えると決めればあっという間に変わる行政力ですから。
当然のことながら、高齢者人口がどんどん増えてそれを支える労働力人口が減少するわけです。
🔹社会学的にも当たり前の現象が中国にも起きている
中国は、悪名高き戸籍制度がいまだに続いています。農民戸籍と、都市戸籍。
これは農村に戸籍のある人は、都市戸籍を取れず、仮に都市に流入したとしても、戸籍難民になり、まともな職、教育などを受けることができないわけです。
それでも、若い人を中心に都市への流入人口は増え、農業従事者が減っているようなのです。
都市化から急速に発展する時にはどこにでも起こる現象ですが、中国ではここに大きな教育格差もあるわけです。
🔹都市化、産業化のスピードに教育が追いつかないと大変なことが起こる
よく中国の旅行者の中には未だ、洋式の便器や水洗トイレの使い方がわからない、食事の後が悲惨な状況になるなど、道徳面で、遅れている面がどうしても指摘されてしまう。
昔の日本の海外旅行者も、よく、揶揄されていたと同じことなのですが、決定的に違うのは、教育の機会均等と、それに伴うマナー教育の違いなんです。
スピードが速すぎて、全てが追いつかず、更に戸籍の問題がある。
リベラルアーツ、一般教養の問題なのです。
🔹なぜ中国のアグリテツクの話がリベラルアーツと関係あるのか
一般教養やマナーなど、社会の常識的な標準値がわからない人たちが、人間が生きる上での根源の食料をテクノロジーの力によって生産量を上げる時、大量の農薬散布を、無人ヘリや、ドローンを使って行ったら…或いは大量の成長剤を入れた配合肥料を入れ育てたら、少なからず食料輸入を中国に頼っている日本は、知らないうちに恐ろしいものを食べさせられていることになるわけです。
日本の農業こそ、早々にアグリテツクの投資を呼び込み、食料自給率を上げるべきではなかろうか、と思うのです。
きりりは食べること大好きだから❤️
ちゃんとしてほしい、食料政策。
国民に安心安全なものを食べさせられる国になってほしい。