なぜ進まない、日本のダイバシティ
こんにちは😃
きりりです。
先日、あの銃弾に撃たれても尚、イスラム社会の女性平等を訴え続け、ノーベル平和賞をも受賞したマララ ユスフザイさんが来日し、総理との面談を行いました。
この様子をテレビで見ながら、どちらがより大人なのか考えてしまった。
🔹覚悟のある人
大人か大人でないかというのは、ある種の肝が座っているかいないかも判断の材料になるんだな、と思った次第。人から与えられた言葉を繰り返すだけの人と、例え命を狙われる危険があったとしても、自分の筋を通す覚悟のある人。もちろん年齢に関係なく、後者の方が大人なわけで、正直恥ずかしかった。
また、言葉の間に潜む教養や、エネルギーも、全く異なりました。
彼女は今回国際女性会議、外務省が支援する会議のキーノートスピーカーとして来日したのですね。
パネリストの一人が片山さつきって言うだけで、どんだけ人財ないの?それ以外の女性パネリストも、半分英語の姓を名乗った人笑笑
🔹女性が輝く社会って何?
マララさんの主張は、女性や子供にきちんとした教育を平等に与える機会を作って欲しい、とても具体的で一貫しています。日本に対しては世界をリードする国になってほしいと、リップサービスも忘れませんでした。
一方で、日本のトップは相変わらずの女性が輝く社会を作るとのお話。
なんだそれ?みんなボウズになれということかい?笑笑
具体性がないのです。
国に限らずトップは、ビジョンを語ることが一つの大きな役割の一つ。でもそれが、女性が輝く社会とかでは、みんな頭の中で全く違う絵を持ってしまうからビジョンとしては、あまりいい出来ではないなぁ。
🔹女性活躍度各国比較
OECDのやっている調査で3つの指数を見てみると
⑴女性就職率ランキング
これは24歳から54歳までの就職率を比較してるのだけど、日本はなんと26位。前回の調査から、3ランク落としてる
⑵女性管理職比率
なんとワースト1,輝けるなあ〜〜笑笑
⑶ジェンダーギャップ指数
114位ですよー言葉もありません。
最新の調査でこれですからね。
🔹なぜ変わらないのか?日本社会
これは女性活躍に限ったことではないのです。ダイバシティが進まないんです。
このルートコーズ、根本原因は、ダイバシティを受け入れるフリをして受け入れない、日本社会のトップ層のマインドセットだろうと思う。
政治、経済に限らずね。
本当に差別されて悩んだことがあるのか?あるいは悩んだ人に寄り添うことができたか?寄り添う努力をしているか?だろうと思う。
先程の、銃弾に撃たれても、その信念を貫くマララさんには、21歳とは思えない共感力と、人を納得させるだけのパーソナリティがある。
でも一億総活躍社会だの、女性が輝く社会だのと言った、コピーライター的な言葉には、人は慎重だし、そこに嘘くささを敏感に感じ取ってしまうのだよね。
🔹出生率も伸びないよ
いくら保育園作っても、その仕事の大変さや、保育士自身の子供が入所できないという、トートロジーが生まれていることも多分気がつかない人々が政策立案して、さらに働けや〜〜働き方改革するからさ、って本当のところは労働人口減少だからでしょ、本当にダイバシティ増やしたいなんて思ってないだろって見透かされてますよ。
もっと、日本のビジョンを語れる人はいないのかなあ、具体的にね。
数字見るたび悲しくなるきりりでした。