NHK 透明なゆりかご、は秀逸だなあ
まずは、災害に遭われた方々に。
本当に大変でしたし、また大変だと思います。でもぜひ前向きに生きてる欲しいと思います。
さて、
愉楽にて
が終了してロス感がある方たちと、果たしてターゲットが同一なのかわかりませんが、本日のお題は、NHKのドラマです。
こんにちは😃きりりです。
台風21号、皆様大丈夫でしたか?
関空の映像などからしか判断できませんが、空港が孤立、というのはなんとも皮肉ですよね。
確か関空は海に浮かぶ空港ではなかったでしょうか?完全にあだになつてしまつたね。人を非常時に助かるはずの空港が孤立とは、災害列島の危機管理の甘さが露呈した感じですね。
本日はNHKで今確か10回シリーズでやっている
透明なゆりかご
というドラマについてです。
🔹舞台は、多分、消滅可能都市
舞台は海沿いの小さな町で、個人産科医院に准看護士として、見習いに来た高校生の女子の目を通じて命とは何か、母性とは何かを、優しく、でも鋭く切り込んで行く。
🔹プロットがとても深い
登場する人物を演じる女優さん、男優さん、全てがとても良い空気感で、自然に演じているのも好感がもてる。
この18歳で、かつ、母親との関係が今ひとつうまくいっていない多動性障害を持つ主人公が、母に嫌われないようにと、行動をすることが、また、その母のカンに触ることばかりで、母は、ずっと自分はなぜ自分のムスメを愛せないのか悩んでいます。
その主人公の持つ葛藤の中に、産婦人科を訪れる様々な母性の形や、子供に対する姿勢を問いかけるケースが山ほど出てくる。
例えば、中絶を繰り返すヤンキー、それを黙って施術する医師。なぜこんな若いのにこんなことになるんだと諭した少女が自殺したケースを抱えていたり、するわけです。
或いは、母から逃げたいがために、子供を14で作ってしまうムスメ。
なかなか子供ができなくて待望の赤ちゃんを授かったのに、母体不良で、出産後突然死する女性…
でも、結局はどんなケースであっても、身体に痛みを伴うのはしきゆうを持っている側であることは変わりない。
🔹母性神話
どこかの、しかも女性議員が言いました。
生産性のない女性は不要
のようなことを。
また、3歳までは、母親が面倒を見るべきであるという、既に心理学ではなんの根拠もないことを盾に、心理的女性の社会進出を拒む社会、日本社会はその代表、があります。
女で子宮があっても、どうしても子供を愛せない人もいる。
愛したいと思っても、なかなかできない人もいる。
様々です。
ただ、生まれくれば、どんな想いが親にあろうと一つの大事な命であることは変わらないのです。
🔹多様性のある育て方を
先進国で養子縁組がこんなに少ない国は日本くらいではないでしょうか?
いろんな命を守る、そして社会としてきちんと育てる、それは母親だけの仕事ではありませんし、母親だけの責任ではありません。
日本で一番多い死因が、中絶であること、もっと痛みを男女で分かち合える社会になってほしいと思います。
ぜひ見逃した人、みてください。
そして命のこと少しでも考えて欲しいと思います。
ではまたね〜〜
きりりでした。